古時刻と古方位ってなんだっけ?とっさの時に使える昔の日本の感覚

方位磁石

古時刻と古方位?

それって、今のこの時代に覚えておいて、
なんかいい事あるの?

なんか難しそうな決まりってめんどくさーい、と
ついついスルーしがちになりますよね。

実は、結構今でも使われてるんですよ。
どうやら「おやつ」とか「丑三つ時」って、
古時刻の言葉みたいだし…。

うむ。ここは重い腰をあげて、
昔の日本人の感覚に触れてみたいと思います。
時代劇とかを見る時に意味が分かると楽しいですしね。

なるほど!まずは干支を暗唱してみて

干支

子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥
(ね うしとらう たつみ うまひつじさる とりいぬい)

この12個のワードを元に、
時間と東西南北の方位を当てはめていいくと、
古方位と古時間の概念が分かりやすいんですね。

子(ね)→ 0(ゼロ)
が始まりで、あとは時計まわりにグルッと円をかいて、
2時間ずつ進んで、
午(うま)→ 12
になるイメージだと分かりやすいですね。

「午後」「午前」って言葉は、
この古時間の概念からきているんですね。
意外と今の日常に溶け込んでいる!

「丑三つ時」は、今の深夜2時くらいですが、
古文では「丑の刻」(うしのこく)と言っていたからなんですね。

で、気になる「おやつ」です。

昔の人の時間の感覚って、けっこうざっくりしてたみたいで、
時間の区切りが2時間おきだと面倒なので、
時計を8等分した時の呼び方もあったみたいです。

今の14時くらいがちょうど「八つ時」になるので、
「おやつ」と言われるようになったみたいです。
他には「おさんじさん」という地方もあるんですね。

『昔の人は一日二食だったんだけど、
農作業とかするとお腹すくし、体力もおちるから、
「八つ時」に間食したのが、始まり…』みたいです。

そのDNAがばっちり今の私たちにも引き継がれているのですね。
15時になると、体がおやつを欲しがりますから。

こんなところにも!あの英雄物語にも使われてる古方位

もも

昔の人は、方角ってものをすごく気にしていたらしいです。
「方違え」(かたたがえ)という考え方があって、
『目的地に行きたいけど、その方角が縁起が悪い場合、
一度別の縁起のいい方向へ行ってから、目的地に行く…』
という。

め、めんどくさ…
と思いますが、昔はそれが普通だったんですもんね。
そもそも時計とかないだろうし、電車もタクシーもないから、
そんな事ができたのかも。

今は便利さが逆に私たちを縛り付けてるっていうか…
セカセカしちゃうというか。
そんな感覚をおぼえてしまいます。

有名な昔話の「桃太郎」ですが、
お供の「サル」「キジ」「犬」は、
古方位の概念が由来らしいです。

風水とかで、「鬼門」という言葉を
聞いたことがあるとおもうのですが…。

この「鬼門」は、古方位で艮(うしとら・北東)の方角を
指すんですね。
そこから、牛と虎→鬼、と思われるようになり、
『日本の鬼は牛(うし)のような角があり、
虎(とら)縞の腰布を穿いているというイメージになった』
という説があります。

で、鬼門の反対が坤(ひつじさる・南西)なので、
申(猿)の像を鬼門避けとして祀ったりしていたそうで、
そこから申(さる)とそれに続く酉、戌(いぬ)が、桃太郎の家来に
なったという説もあります。

確かに。北東と南西は対角です!
そうやって由来を知ると、面白いですね〜‼

あの高校球児の夢にもこんな由来があったのか!

甲子園

他にも、「ええっそんなとこにも!」というびっくりな事があります。
いやあ、以外と、まだまだ身近にあるもんですね。

十干十二支(じゅっかんじゅうにし)という考え方があります。
契約書とかにはよく出てくる「甲・乙・丙」という言葉、
アレですね。
これ、あの有名な陰陽師の「陰陽五行説」に基づいてるんです。

1、 甲(こう)、2、乙(おつ)、3、丙(へい)、
4、丁(てい)、5、戊(ぼ)、6、己(き)、
7、庚(こう)、8、辛(しん)、9、壬(じん)、10、癸(き)

この十干を、 
「木(き)」、「火(ひ)」、「土(つち)」
「金(か)」、「水(みず)」という五行にあてはめ、
それに陽をあらわす、兄(え)と陰をあらわす弟(と)を、
順に組み合わせて、いろんな年号と表現していました。

…ちょっと難しくなってきましたので、
前置きはこの辺にしておきます。

あの有名な、高校球児の夢「甲子園」の由来に、
十干十二支が使われているんです。

甲子園は大正13年8月1日に完成。
この年は、十干十二支の最初の年にあたるらしいです。

で、「甲子(きのえね)」の年で、縁起の良いこの年にちなんで、
球場の付近一帯を「甲子園」と名づけたんですって。

だから、球場名は「甲子園球場(当時は甲子園大運動場)」
になったんですね。
知りませんでした!

まとめ

◆干支をマスターしたら古時間は完璧。

◆桃太郎のお供の由来で古方位もカンタン暗記♪

◆甲子園は陰陽の考えから命名された

最後の方は、ちょっとややこしかったかもですが…。
要は、「今の時代でも、昔の時間、方位、単位の考えが
根強く残っているんだなあ〜、」という事を、
ぼんやり感じてほしかったので、書いてみました。

昔は時間がゆっくり流れていたし、
ネットもないから何も調べられない。
「目に見えるものを信じて暮らす」、という奥ゆかしさを感じられました。
…ちょっとうらやましい。

かなり情報過多な現代。
色んな事を調べるのをやめみたら、
こんな緩やかな時間の感じ方ができるのかもしれないですね。

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